HP Envy dv7分解してファンを掃除してみた
dv7の熱問題
機種は、「HP Envy dv7 7300/CT」4年前に購入したHP製のノートPCです。
当時のそこそこのCPU、GPUが搭載されていたノートPCで「made in Tokyo」東京で組み立てられたPCです。
このノートPC以前から問題があり
・スリープから復旧するファンから「うぃ~~ん」と唸ってくるようになっていた。
・ファンから「ぼふぁーっ」と熱風が出る。
先週気になって温度を測ってみたら、
・ゲームやDavinciなど重い処理を実行していると最大CPU温度が100度を超えする。
PCのCPUや環境によって適正な温度は変化すると思ってますが100度は流石に高すぎだろう。
ショップでノートPCの掃除をお願いするか検討してみる
裏面のネジを緩めてカバー外すぐらいはできますが、この Envy dv7のファンを掃除するには、キーボードを取り外し、表も裏も全部分解する必要があり難易度が高く、壊してしまっては元も子もないので一旦ショップに頼んでみることを検討してみた。
ノートPC内部の掃除は価格
ウェブでショップや業者を検索すると平均価格は9,000円ぐらいです。掃除方法も外部のみの掃除から分解して内部も掃除するまであり、デスクトップの場合もう少し安価だったりしますがノートPCになると分解するのが難しいのでそこで価格が高くなるのでしょう。
ドスパラでノートPCの内部掃除は6,500円
見つけた中で一番安かったドスパラ。
www.dospara.co.jp
ウェブの案内を見ると内部の掃除で3,000円の価格は破格です。ドスパラ以外のメーカーのPCも受付しており、ショップにに直接持ち込めるというのもよい点です。
「これならいいでしょ安いでしょ!」と思いながらも、安すぎるため電話連絡して掃除の見積もりを確認してみました。
電話口に出た店員さん曰く、
「3,000円の価格は通風口にエアダスターをする内部清掃のみで、内部を分解して清掃になるとプラス3,000円に、500円ワンコイン診断もプラスされて合計6,500円」
ワンコイン診断は掃除の前と後にPCを起動して起動できるかの確認料金です。
6,500円でも十分に安い。分解する手順などの情報収集やドライバーや掃除用品を準備する時間と、ノートPCを壊すことがないのでその辺を考えるとドスパラに頼むのは1つ賢い選択だとは思う。
内部の分解と掃除
電話が終わった後、壊れたら新しいPCを買う言い訳になるかもなど、ゲスな考えで自分で分解、掃除してみることにしました。
ファン通風口に掃除機をあててみる
まずは簡単な掃除から。
ヒートシンクにゴミが詰まっているために内部の温度が上昇していると仮定して掃除機を使ってファンの通風口にあるヒートシンクの内側に詰まっているゴミを取り除いてみた。
結果、全く変わらん。
通風口はキレイになったがキレイになったけど、Davinci Resolve を試してみたけど100度超えは変わらず、熱風も改善されてません。
HP Envy dv7 7300の分解
分解前の準備
綿棒
プラス0 ドライバー
エアダスター
プラスチックカード数枚
CPUグリス
分解手順を参考にした動画
Youtubeの動画を参考に分解をしました。
www.youtube.com
手順はほぼコレで問題なかったですが、キーボードを取り出す方法のみ別の方法でやりました。取り出したDVDドライブがあった場所から指を入れてキーボードを突き上げる感じです。
dv6の分解動画ですが、16:30あたりでキーボードの取り外し方を紹介しています。同じようにdv7で出来ます。
www.youtube.com
あと動画で紹介していないのですが赤黒ケーブルの取り外しとセカンドHDDを取り付け部分のネジが紹介されていません。表面カバー取り外すときに引っ掛かりがあったら確認してみてください。
ファンの汚れ
ファンまで到達して見ました。思っていたよりホコリが少なかったです。
ファンを綿棒で細かくキレイにして、基盤など内部全体にもホコリが散らばっているのを全部エアダスターで吹き飛ばしました。その後100円で投げ売りされていたCPUグリスを塗って分解手順とは逆に今度は組み立て直しです。
組み立てが完了したら、電源投入と当時にF8を押してBIOSマネージャから簡易のハードウェアチェックテストでCPU、ハードディスク、メモリやWLANに至るまで無事パス出来ました。
CPU温度が20度下がりました
掃除前と見比べると最高CPU温度が20度位低くなりました。20度も違うので通風口の熱風も低くなりました。
カバーに傷が付き、USBポートが使えない
毎度のトラブル。今回も発動しました。
まず、ネジの締め間違いやケーブル接続し忘れで3回も表カバーを外すはめになりました。組み直しも慎重に行いましょう。
次に、表のカバーを取り外せなくてトラックパッド付近をドライバーでグリグリ入れ込んでいたら傷と凹みが付きました。薄いプラスチックカードを使おう。
ラストは、右側のUSBポート2つが使えなくなりました。ケーブル接続をミスなのか壊したのか原因は分かりません。左側のUSBポートが使えるので大きな不便もないためとりあえず気にしないでおこう。
実作業時間は4時間ぐらい、分解動画をみたりグリスやドライバーの購入の事前準備に3時間ぐらいです。分解スキルが上がりましたが、このかかった時間を考えるとドスパラに頼んだほうがUSBポートの不具合なく、傷がつかずで遥かによかったかもしれません。お金でかいけつ!